結果は、


「優翔くんに勝てた…」

「凛菜に負けたし…」


凛菜が2匹で俺が1匹。


どっちにしても貰える金魚は1匹ずつだから微妙。

まぁ…

凛菜が喜んでくれてるから良いか。


「見てー優翔くん!金魚!」


手からぶら下げはしゃいでる姿は幼く見える。


そんな姿を見てると、もっと凛菜の笑った顔が見たくなった。


「良かったら…いるか?金魚」

「えっ…でも…」


遠慮がちに俺の手からぶら下がる金魚を見る。


「俺だと思って大事に育ててやって」

「あ…ありがとう!」



ぱあっと笑顔になる凛菜が可愛すぎてしょうがない。