そこからは打ち解けるのは早かった。

片付けを終えた凛菜にもびっくりされたしな。


「二人ともいつの間に、そんな仲良くなったの!?」

「えっと…ついさっき?」


しばらくガヤガヤと話して、俺は帰ることにした。


時間は20時を回ろうとしていた。


「優翔くんまた来てね〜」

「気をつけて帰るんだぞ」

「はい!ありがとうございます…おじゃましました!」


玄関を出ると後からひょこっと凛菜がついて来る。


「優翔くんのお見送りする」

「寒いから風邪引くぞ?玄関までで良い」

「ヤダ。下まで一緒に行きたい」


結局、凛菜はマンションの下までついて来てくれた。