まさにカップルって感じだね。


ちょうどその曲を聞き終わると、ガチャと家のドアが開く音が聞こえた。


これは…

お父さんが帰って来た!



「おかえりーお父さん」

「あぁ、凛菜。ただいま」

「お、おじゃましてます!須田優翔です」

「君が優翔くんか…」


うわ〜……

気まずい!!!


生憎、お母さんはお父さんの鞄などを置きに別の部屋へ行っちゃってるし!


「まぁ…ゆっくりしていきなさい」

「ありがとうございます…」


お父さんはスーツのままソファーに腰掛ける。

あたしと優翔くんの二人は、お父さんと向かい合う形で床に座った。