「あら〜いらっしゃい!優翔くんね〜」
「はい、はじめまして。須田優翔です」
な、何だか慣れない雰囲気…。
お母さんはいつもより化粧とかバッチリ決めてるし、
優翔くんは真面目だし…。
ついてけないのあたしだけ!?
「あ、そいえば…お父さんは?」
「まだ仕事から帰って来てないのよ、あと少しで帰って来ると思うけど」
「そう……」
とりあえず、優翔くんと二人でリビングに行く。
「狭い家だけど、ゆっくりしてってね〜」
「ありがとうございます」
お母さんはテーブルにジュースを置く。
自分の家なのに落ち着かないな…。