そして私は思わず

うれしくないんだ。
あれだけ頑張ってたのに…こんな合格嬉しくない。

そうつぶやいてしまった。

だがそれでも親はなにも言わなかった…

しばらくして

お父さんが帰ってきた。

いつも通り、日常だ。

私は悲しい気持ちを引きずったままだったから
自分の部屋からでることはなかった。

しかし

お母さんにしつこく

ご飯食べなさい!って言われるから

仕方なく私はご飯を食べるために

下に降りた。

すると

目の前には1ホールのケーキ。

プレートには
みずき合格おめでとう

の文字が。

どういうことかさっぱりわからなかった。

あんな態度だったし

喜んでもくれてなかった。なのに

目の前にはケーキがある。

言葉がでなかった。

あとあと聞くと

お母さんがメールでお父さんに合格したことの報告も兼ねケーキを頼んでいたらしい、

さっそく私はそのケーキを写メって

じっくりと味わった。