"ニャンココーナー"
"グッピーコーナー"
"ウサちゃんコーナー"
"オウムコーナー"…


挙げ句の果てには
私が悲鳴を上げた"爬虫類コーナー"まで。

彼は
『小学生の時生き物がかりだったんだ』
と自慢げに笑って
触れ合ってみせた。



「うーん…。これもちがうのか」



そうつぶやいた私の目の前に
缶コーヒーが見えた。


「はい、香織。」


涼太は私の座るベンチに
同じく腰掛けた。