「香織、起きて。もう30分過ぎちゃったよ。」


え!うそ!
私は飛び起きたが
無謀にも時計の針は7時を指していた。



ミッション3【朝早く起きる】



『明日は6:30起きね!』



昨日の私の威勢のいい声が
思い出されて耳が痛かった。



「香織が起きようっていったんだよ?」


くしゃくしゃ頭の私を撫でる彼は
整ったサラサラヘアーで
寝起きの顔とは対象の
さっぱりした顔で
綺麗にきこなしたセンスのいい
黒のジャケットをしっかり羽織っていた。



朝のミッション失敗。


というより私が失敗。



私はがっかりしながら
急いで支度をした。