ガラッ



「香織なにしてるの?」



私の後ろから
靴下の持ち主の声が聞こえた。



や、やばい。



「あ、あ、あの!洗濯機まわそっかな〜 って」


苦し紛れに
振り替えり誤魔化す。


「香織昨日洗濯したでしょ?洗濯は一日交代じゃん。」


涼太は私の両手に握られている
自分の靴下を
不思議そうに見つめながらいった。



「あ!そ、そっか〜!忘れてた!」


私はすごいスピードで
服を脱いでお風呂ににげこんだ。



あ〜 危なかった。


靴下をかいでる悪趣味な彼女。


いやいやさすがにこれは
笑えないよ。