ミッション1【靴下の匂い】 私はとりあえず、 バスルームの扉を閉めた。 よし、ちゃんと今日のカッターがある。 なんて悪趣味なんだ、 そんな後悔はとっくに捨ててきた。 一日来ていたはずなのに まだどことなく清潔感のただよう 涼太の服をまさぐった。 …あ!あった! 黒いくるぶし靴下。 … 迷ってる暇はないの! いけ!