菜々に対する態度だってそうだった。 幼なじみだから仕方ねぇのに俺と菜々が話すな、とか言ってたらしいし。 だいたい俺、なんでこいつと付き合ったんだっけ? 今となっちゃ、不思議でたまらない。 「ここのカフェでいい?」 「いんじゃね?」 雛乃が選んだカフェは、よく高校生が通るような大通り沿いにあるカフェ。 知り合いに会いそうでこえーな…。 俺はコーヒーを頼み、雛乃はオレンジジュースを頼んだ。