「ごめんなさい!北条先生♡」
私は少し、からかいもいれてそう呼んだ

「お前は受験生だろ!高校行けなくてもいいのか?」

「ヤダッ!絶対高校行く」

「それなら、授業始めるぞ」

「はーい」

時雨先生は時々ひどい…
というよりほとんどひどい先生だけど
ちょっとした優しさが
私の胸をキュンとさせる…

「先生、はいできた…」

私はプリントを先生に渡した
先生は一瞬回答をみて、?顔したけど…
そのあとは普通に丸着けをしてくれた。

「おお、お前やれば出来んじゃん」

時雨先生はそう言いながら
私の頭をなでてきた
それが嬉しくて…
少し照れてしまった

「やめてよ、時雨先生恥ずかしい」

私はぎこちなくそして照れながら先生に言った。

「いいだろ別にほらっいい子いい子」

そう言いながら今度は髪をくしゃくしゃしてきた。
ほんとは嬉しいはずなのに…
つい

「先生の馬鹿っ」

などを言ってツンツンしてしまう…