そしてうちはゆっくりと少年の武器をみやる


銀やない…!???




少年の細身の長剣は銀ではないし、見たところ、銃すら携帯していない


なんや!!
使える武器あらへんやん!?

あんな剣、吸血鬼に突き刺しても致命傷を与えることはできへん!!

私は少年を庇うため、起き上がろうとするが片手で制止された



「いや、…あんたの言いたいことは分かるけど、大丈夫だから。」


そう言って、彼は先程弾いた敵を見据える


大丈夫って何が!?
こいつ頭おかしいんとちゃうか!!???