彼女はダンッと地面を踏み締めたかと思うと、姿を消した−


「早い…!!!!」


直ぐさま吸血鬼の懐に潜り込み、単刀を胸元を狙って突く

しかし、さすがレベル2といったとこか

間一髪でかわしたようだった


「…ちっ。」

そして彼女は直ぐさま距離をとる


「さてはて、どう殺るかいなー…?」


今度は右側にステップし、脇腹狙って切り込むが、彼女はすぐに異変に気づく

「しまっ…!!!!」


突如、吸血鬼の左手から炎が巻き上がった

彼女はすぐに身体を捻り、地面に転がり寸でのところで回避した