治療が終わって、力技クラスの授業に戻ると、先程の五人組がニヤニヤしながらこちらを見ていたが気にしない


「今日のカリキュラムはなんだっけ…。」


俺がそう呟いた時、ゴリゴリの臨時の筋肉教師が教室に入ってきた

力技クラスの教科担任は、現在持病により入院中だ

ぶっちゃけると、入学してから一度も会っていない

力技クラス担当なのに、かなりの病弱らしい

「お前ら、中庭の闘技場に集合しろー!
政府が技を磨くように、とレベル1の吸血鬼を数対送ってきた。
序列15000位以上の生徒も吸血鬼と対峙できるチャンスだ。
ただし、感染しないように気をつけなさい。」



俺はその言葉を聞き、ぐっと両手を握りしめる


やった…!
ようやくヤツを斬れる…!!!


ちょっとビビってトイレにいく奴や、自分の武器を自慢する奴らの後を追って、俺は教室から闘技場へと向かった