「比奈さん、毎度毎度喧嘩はほどほどにして下さいね。」


「いて!
先生、もうちょっと優しく治療してよ。」

「毎回授業サボって、喧嘩して保健室にくる生徒なら、これくらい当たり前です。」



あのあと、見回りの超能力持ち警備員が割って入り、ボロボロの俺を引きずって保健室まで送還

奴らが保健室に来てないことから考えて、結果は俺の惨敗ということは伝えるまでもないだろう


「いってー…、人殴るための拳なんかじゃないのにさー。」


「当たり前です。
わかっているなら喧嘩をしないで下さい。
私の仕事が増えます。」


目の前の保健医の職務怠慢発言を聞き流し、ため息をついた