小さな国の
小さな姫君は
生まれた時から恋愛に憧れていました
しかし、現実は甘くなく年頃になった姫君は色々な国に出向いて王子探しの日々
お見合いをするも断られる始末
当日美人の代名詞とされていたブロンドヘアーにブルーの瞳とはかけ離れていた
姫君の容姿は黒髪ヘアーの茶色瞳
それなりの美人なのだ。

父親に似た彼女に父親は不敏に思い
色々な国に外交に連れて行ったのだ

ある日父親は姫君を呼び出した。

「お父様何用ですの?」
父親は優しい瞳を娘に向けた。
「いや、特に用はないんだが、長い外交の旅でお前も疲れただろう…」
「私は大丈夫ですわ楽しいですし…」
父を気づかい優しい言葉を返した。
「そろそろ外交辞めようと思ってな…」