そんな
甘い話を
していると
学校に着いた。
「うわー!!すげー!」
そこまで言わなくても…。
「照れるな。」
多分みんな違うと思うけど…。
「でも悠人はもてもてでまきは真逆で…。
申し訳ない。」
そうだよ。
3人くらいの男子が走ってきた。
またなんか言われるのかな。
「よっ!!」
って悠人の友達か!
セーフ。
2人の男子は
悠人としゃべってる。
もう1人はまきの方に。
まきにしか聞こえないくらいちっちゃな声で
「かなり言いにくいけど…。
みんなは二宮のこと嫌いじゃないんだ。
山本とかに言われてんだ。
みんな後悔してる。」
後悔??
そんなの
分かんない。
「だけど。
もう悠人がついてるから
さすがにみんな言えない。」
悠人がいるから?
「そっか。」
それしか言えない。
「山本たちは二宮がうらやましいんだと思う。」
うらやましい??
「なんで??」
「それはまきがかわいいからだよ。」
まきの耳のすぐ横で
聞こえる。
「悠人。」
また涙が…。
もぉ泣かないもん。
「もぉ知らないよ??」
悠人。
「いいもんねー。」
ばか。
「うそっだって〜!!すきだよ。」
ありがとう。