私たちは入学式を終え、教室に戻ってきた。


鈴とクラスは離れてしまった。


鈴以外同じ中学だった人はいない。


私……大丈夫かな??

人見知りな私に話しかける勇気はない。

「あのー……風間さんだよね??」

「はい……あの、あなたは??」

もちろん知らないよこの子のこと。

初対面だし……

「私、浅倉夢華(あさくらむか)って言うの。友達いないから、友達になってほしいの……」

「私も…友達いなくて…わ、私でよければ友達になってください!!」

「嬉しい♪私、人見知りでさぁ~緊張した!!」

私と同じだぁ~