そんなことを呟いていると


家の前まで来ていた。




とりあえず、門をくぐって広い庭をぬけて家の扉の前まで歩いていった。



ちなみに、説明しておくと


俺の家は金持ちである。

父親は一流企業の社長

母親は一流デザイナー

まあ、こんな家柄のために明日中に執事を決めなければならなくなった。


まあ、そんなこんなで俺は悩んでいる。




しかも、親は「しっかりとした、家柄の執事を雇いなさい。」と言い


さらに、選ぶハードルを上げてしまった。





この事により俺の中の少ないやる気はさらに少なくなり


「サンタのクリスマスプレゼントで適当に送ってくれればいいや。」位になった。

そんなことを、思いながら


とりあえず、扉を開けて

自分の部屋の布団にダイブした。




「執事のことは明日決めればいいよな。」




俺の頭は考え事をしすぎて思いの外弱っていた。





しかし、俺はこの時、心のどこかで期待をしていた。




この時の、期待がどこから出てきたのかはよくわからない。



ただ、言えるのは、この期待には



根拠は全くない!