少女は少しうつむきながら言った。


「いや、そこは俺が出すから心配しないで。」

「いいの?」

少女は上目遣いで訪ねてきた。

「ああ、大丈夫だよ。」

「ありがとう。」

少女の顔が少しだけ緩んだ。

なんというか、ドキドキしてしまう。


「じゃあさ、まずこれに着替えて、その服だといろいろ不味いから。」


そういうと、少女は自分の服を見て、コクンとうなずいた。


そして、俺の手から服を取って公園のトイレに向かって行った。