「またな…行ってくるなっ!」



「うん……いってらっしゃい」



握っていた手が離れると同時に、新幹線のドアが閉まる。



ドア越しに笑いあう。



周りのざわめきも気にならないくらい、お互いにこの瞬間を心に刻み込んだ。











ねぇ・・・・・修人。



あなたはこの時・・・・・幸せでしたか??



あたしを心から信じてくれてたよね??



夢に向かって前へ前進したあなたはとても眩しかったよ。



あたし達に終わりなんかない・・・・・あたしはね、強く強く思っていたよ。



ねぇ・・・・・修人。



あなたもそうだったんだよね??