鏡を見て確認しているあたしを嬉しそうに見ている修人。



あたしはわざと怒ったような顔をして、睨んでみせた。



「ごめ…ん。怒った??」



「もう~。こんな目立つとこ、恥ずかしいじゃん…修人のバカ!」



「…拗ねた顔もまた可愛いね♪」



「バカ、バカ、バカ/////」



あたし達はお互いの気持ちを確かめ合うように、何度も何度も抱き合った。



時間なんてなきゃいいのに・・・・・。



時間を気にしないでもっと一緒にいたいって心からそう思った。



「もう帰らなきゃ…」



気がつくと時計は夜の9時を少し過ぎていた。



「そっか…そうだな…」



携帯で時間を確認した修人も寂しそうにつぶやく。