気がついたら少し眠っていたあたし。



修人は優しく目覚めたあたしを抱きしめる。



修人の胸の中で修人の髪をそっと触ると、あたしの指先は柔らかい感触に包まれた。



「修…人…?/////指っ…」



あたしの指先を口に含む修人に思わず焦ってしまう。



悪戯な笑顔を浮かべ、あたしを見つめる修人にあたしは身も心も動けなくなってしまう。



「優愛…は全部俺のだから」



そう・・・・・。



今までもこれからもあたしは修人だけだよ。



「うん。あたしは修人だけ…」



離れたって気持ちは絶対離れないから・・・・・。



大丈夫だよ。