あたしはそんな優しさや、態度ひとつひとつに嬉しくなる。



好きっていう想いが大きくなっていくのが分かるんだ。



「いつもこうして一緒に帰れたらいいのに…ゴメンな…部活が忙しくて放課後は優愛のそばにいてあげられなくてさっ…」



申し訳なさそうにつぶやいた修人はあたしの手を握る力をギュっと強めた。



大丈夫だよ・・・・・心配しないで・・・・・あたしはもう十分にそばにいてもらってるから。



ホントはね、そう言ってあげたいの。そしたらきっと修人は安心するでしょ?



分かってる。分かってるんだよ。



修人をもっと幸せに出来るのは、きっとあたしが素直になることなんだよね?