なんだろう・・・・・この気持ち。



早く・・・・・早く・・・・・って・・・・・。



一緒に、早く・・・・・



木下君と一緒に・・・・・



一緒に練習したいと思っていた。



みっちゃんとのおしゃべりより、



ここにいる木下君と・・・・・。



その場から去るみっちゃんの後ろ姿を見て、



なんだかホットしている自分がいた。



「メガネ……さ、メガネなんかかけたロミオなんかいないだろう?だからこの芝居がさ…この舞台が終わるまではコンタクトにしようかなってね…」



木下君の聞き取れないくらいの小さな声が聞こえた。