いつの間にか涙が流れていたことに気づく。



これで何度目?



夜中にこうして目覚め、修人を想う。



そのたびに、あたしのとっての修人の存在の大きさを実感させられる。



存在の大きさ・・・・・。



それすら感じることのなかった今までのあたし。



修人に甘えていた自分の情けなさ・・・・・。



あんなにそばにいた時間が沢山あったのに、



その時にはその幸せが分からなかったあたし。



修人と離れて、失ったものは、



1人では抱え切れそうもないくらいにあたしをこんなにも苦しめる。



こんな夜は思うんだ。



ねぇ、修人・・・・・?



修人はこんな夜もぐっすりと眠っているのかな?



あたしを想って切なくなる夜はあるの?



あたしはいつまで修人のこのぬくもりを覚えていられると思う?ってね。