クラスメイト達も私と同じように終わったことに安心して、笑みを浮かべながら友達同士でお喋りを楽しんでいて、教室の雰囲気が一瞬で変わった。帰る準備をして廊下に出ると、他のクラスからも賑やかな声が聞こえてきた。
帰りの電車はそれほど人が乗っていなかったので、座ることができた。隣に座っていたおばあさんが私に微笑みかけてきたので私も返したが、話しかけられたら本を読めなくなってしまうと考え、別の車両へ急いだ。
朝に読んだ本のページを忘れていなかったので、すぐに読むことを開始した。
だけど面白いことや楽しいことをするときは本当に時間の流れはすぐに過ぎていく。本をすべて読み終えたときに駅に着いたので、本をしまう暇がなく、そのまま出口へ向かい、切符を入れてから鞄の中に本をしまうことができた。
今日の目当ては漫画。連載中になっていて、互いに惹かれあっているのに、なかなか前に進むことができないでいる。じれったい気持ちもあり、それが初々しくて可愛らしくもあり、読んでいて楽しい。
まっすぐに漫画コーナーへ行くと、新刊の本がズラリと並んであり、欲しかった本を手に取り、レジで会計を済ませた。時間に余裕があるので、手帳やポストカード、ペンなど、文房具が置かれているところを見ることにした。歩きながら見ていると、別の学校の女子高生とぶつかった。
「痛っ」
「大丈夫ですか?」
「平気です。あ!」
鞄が落ちて中身が散乱したので、謝罪したあとに一緒に拾った。背後から大きな音が鳴り響いていたので、何事かと見てみると、奥で福引をやっていて、祝福の拍手もしていたから、何か特別なものを当てたに違いない。
「あの、拾ってくれてありがとうございました」
「いえ」
女の子は頭を下げ、早足で去った。急ぎの用事でもあるのかと思いながら見ていると、険しい表情をした店員がこちらに来た。
「君、ちょっといい?」
「・・・・・・はい?」
連れて行かれたところは関係者以外立ち入り禁止のスタッフルームだった。中に入ると、彼に信じられないことを言われた。
「私は万引きなんてしていません!」
「実際に目撃者がいるんだ」
「さっき本を買ったばかりで、その後に手帳とかを見ていただけです!」
レシートを見せようとすると、その動きが怪しく思えたのか、さらに怪訝そうな顔になる。
「とにかくそれを見せなさい」
店員は鞄を指した。何もしていないのだから問題ないとチャックを開けて中身を出した。
帰りの電車はそれほど人が乗っていなかったので、座ることができた。隣に座っていたおばあさんが私に微笑みかけてきたので私も返したが、話しかけられたら本を読めなくなってしまうと考え、別の車両へ急いだ。
朝に読んだ本のページを忘れていなかったので、すぐに読むことを開始した。
だけど面白いことや楽しいことをするときは本当に時間の流れはすぐに過ぎていく。本をすべて読み終えたときに駅に着いたので、本をしまう暇がなく、そのまま出口へ向かい、切符を入れてから鞄の中に本をしまうことができた。
今日の目当ては漫画。連載中になっていて、互いに惹かれあっているのに、なかなか前に進むことができないでいる。じれったい気持ちもあり、それが初々しくて可愛らしくもあり、読んでいて楽しい。
まっすぐに漫画コーナーへ行くと、新刊の本がズラリと並んであり、欲しかった本を手に取り、レジで会計を済ませた。時間に余裕があるので、手帳やポストカード、ペンなど、文房具が置かれているところを見ることにした。歩きながら見ていると、別の学校の女子高生とぶつかった。
「痛っ」
「大丈夫ですか?」
「平気です。あ!」
鞄が落ちて中身が散乱したので、謝罪したあとに一緒に拾った。背後から大きな音が鳴り響いていたので、何事かと見てみると、奥で福引をやっていて、祝福の拍手もしていたから、何か特別なものを当てたに違いない。
「あの、拾ってくれてありがとうございました」
「いえ」
女の子は頭を下げ、早足で去った。急ぎの用事でもあるのかと思いながら見ていると、険しい表情をした店員がこちらに来た。
「君、ちょっといい?」
「・・・・・・はい?」
連れて行かれたところは関係者以外立ち入り禁止のスタッフルームだった。中に入ると、彼に信じられないことを言われた。
「私は万引きなんてしていません!」
「実際に目撃者がいるんだ」
「さっき本を買ったばかりで、その後に手帳とかを見ていただけです!」
レシートを見せようとすると、その動きが怪しく思えたのか、さらに怪訝そうな顔になる。
「とにかくそれを見せなさい」
店員は鞄を指した。何もしていないのだから問題ないとチャックを開けて中身を出した。