私は、基本苦手な人はいかいけど…

神藤くんは、なんだか怖いな。


綺麗……完璧すぎて、こわい…。


「―――で、――――だから――。そして、―――――となる。よって…―――です。以上で終わります。」


…長かった。

校長先生の話しが…いつも私の眠気を誘う。


――ザァァァ…――


人の波が音をたてて帰っていく。


「空!一緒に帰ろ~♪」


『うん。』




「空、どうして隼人くんのこと見つめてたの~?もしかして……一目惚れ??」


『ち…違うよっ!』


「…じゃあ、なんで?」

『ん~…よくわかんないけど……。神藤くんが、怖いな~って…。』


「そう?でも、完璧なくらい綺麗だったね~!」


…世の中、完璧な人なんていない。だからこそ、神藤くんは怖い…。