絶望しながら歯磨きをしていると、 チャイムがなった。 『真理ちゃん、来ちゃったわよー!』 お母さんが玄関から私に叫ぶ。 幼馴染みの真理菜が迎えに来たのだ。 『はいはーい…』 急いで口をゆすぎ家を出た私を見て 真理菜が顔をしかめた。 『何?…その髪の毛。』