『ま、まぁとにかく!お前が立ち上がったのは、どうせ、ユキタナツコと名前が被ってるから興奮したとかそんなんだろうけど。』 『仰る通りです。』 『ちゃんと直接謝れよ!!』 そう言って、角を曲がっていった。 角の向こうには田中のアパートがある。 高校はいってチャラチャラしてると思ってたけど、 中身はなんも変わってないんだな。 俺はちょっと安心した。