ここの観覧車は結構大きくて一周するのに20分以上かかる。


「立って待ってるのもなんだし、座る?」


『そうだね、ていうか玲央くん、高所恐怖症なんだね。』


ププッと笑う。


「なんか怖くね? 観覧車に俺の命は任せられない。」


って真顔で言うもんだからお腹を抱えて笑った。


『玲央くんのせいで、お腹痛いんですけど!』


「え、俺!? 麻耶ちゃんが笑ってるんじゃん!」


と以外にも盛り上がったことは龍斗と妃菜ちゃんには内緒で。


『遅いねー。ゆっくり過ぎる。』


「妃菜に会いてぇなー。」




しばらくすると、龍斗と妃菜ちゃんが降りてきた。


心なしか2人とも顔が赤いような...。


気のせいだよね、きっと疲れてるんだ。


そう、言い聞かせて帰宅した。