「結菜ちゃん♪」


校門を出ると慧くんがいた。


「…毎日毎日飽きないね…」


そう。
毎日こうやって校門で待ち伏せしてる。

大学は?
K大生は暇じゃないでしょ?


「まぁねっ!結菜ちゃんに会いたいからっ☆」


…無視してもいいだろうか。


「無視とか!!??ま、いいやっ!ねぇねぇ休みの日いつ?」


いいんだ…。
てか…。


「休みの日?」


「うん!」


「今週は…明日と明後日…」


言ってしまったが、後悔したのは当然。