「歩輝ーーぃ、空き教室行こ」



『あと三分でバリバリ授業なんやけど』


「知ってる」

『だったら』


「サボろ」



『はぁ!?!?あんたわかっとんの?明後日テストあんねんけど!!!!!』


「わかってるよ」

「でも歩輝は俺よりテストの方が大事なんだ」


『当たり前』


「返答はやっ!!!!!」




『あんなぁ、千秋は天才やから早く追い付いて一緒の学校行きたいの』