「凌ちゃん?」


その名前に、お母さんはもっと首をかしげた。


その直後。


ああ…という表情に変わり


「お隣の……」


軽く二、三度うなずいた。





「うん……凌ちゃんがいつも言ってる。離婚はダメだって」