「失礼しま〜す」
一応遅刻した身なのでそーっと入ってみたが、まだ委員会は始まっていないようだった。
「隣座ってもいい??」
「え…あ、ど、どうぞ」
近くの席に着いて改めて周りを見渡す。
図書委員の集まりということもあり、ほとんど陰キャラばかりでアウェー感が否めない。
それは周囲も同じなようで、ヒソヒソとあたしの話をしているのが微かに聞こえてきた。
…居心地悪。
早く帰りたい。
それから10分ぐらい経ったが一向に委員会は始まらない。
さすがのあたしもイライラが募ってきて顔がどうしても不機嫌になっていく。
「ねぇねぇ、どうして始まらないのかなぁ??」
キャラを保つためわざと隣に座っている人にニコニコ話しかけてみた。