「…えっと、ちょっと…」 口ごもる私にお構い無しで、ジッと見つめる視線を感じた。 …後輩の女子が大地にチョコレートをあげて、それにデレデレしていた大地が気にくわないって……。 なんだか、私がヤキモチを妬いてるみたいに聞こえるじゃない!! そんなこと絶対に言えない…。 そう思って、私が口を閉ざしていると。 ハァー…と、大地の盛大なため息が聞こえてきた。