…やば、やっちゃたよ。

どうしよう…大地絶対に変に思ったよね。


パタパタと、早足で廊下を進む私は、そう考えて小さくため息をつきながら肩を落とす。


あんなの…あれじゃただの八つ当たりだ。


さすがに、チョコレート投げつけるのはやりすぎたよね。


大地からしたら意味わからないだろうし。


そう思って、少し後悔しつつ、自分のクラスに入ろうとすると…。


ガシッ


…!?


誰かに後ろから腕をつかまれた。