「いっくん?…もー…知ーらないっ、いっくんなん……わっ」



そんな先生がこんなグータラでいいのかはイマイチわかんないけど、とりあえず朝の旦那様は寂しがりやです。



「ちょっ…いっくん?」



グイッと腕を引かれて、なぜかいっくんを押し倒してるみたいなこの状況。



「…や、」

「え?」

「紗陽がキスしたら…起きてやるから」



顔は見えないけど、絶対目覚めてるでしょ。


このスケべ男。
あんぽんたんめ。



「じゃあもう起きなくていいよ。ほら、手離して」

「紗陽がキスしたら離す」



プラス頑固ときたか…

朝からこれは結構キツい。
ってゆうか、時間ないのに。


………しょうがないなぁ。



「じゃあ、いっくん顔見せて?ちゃんとキスしてあげるから」