「はい、そうですけど」

「やっぱり!、俺 橘右京いいます」

にっと笑って自己紹介をする

「はあ、たちば」

「右京! 右京呼んでください」

いきなり大きな声を出すものだから

驚いてしまった

「堪忍な、大きな声だしてもて」

申し訳なさそうな顔をする

「大丈夫ですけど、」

キュッと笑ってだけど不思議そうな顔をする

「それはそうとどないしたんです?

こないなところに」

「スキール音が」

ボールをいじっていた手を止める

「花村サン、バスケわかりますの?」

「見るのは好きなので…」

「ええよ、それなら!」

にっと笑って体育館に引きずりいれる