「ごめん、なんかキモいよな。
ストーカー、チックで。」
苦笑いと共に告げた言葉に
加藤さんが目尻を下げて笑った。
それが、昨日の姿と重なって
胸がドキんと音をたてる。
「あの、お願いがあるんですけど」
「ん?」
ストーカーの流れからって、え、どうしよう、警察に出頭してください、とかだったら。
そんな危害を与えようとしたわけじゃなくて、
あ、でもストーカーとかって相手がどう思うかの方が大事だよな。
そしたら、加藤さんが出頭して欲しいなら、俺は…
いやぁ、でも高3で前科持ちは辛いな
「さん、やめてください」
「へ?」