焦ったり、
驚いたり、
笑ったり。


人との間に壁を作らない。

だから、自然と周りに人が集まる。




後姿が、遠かった。















「…あ!」




て、今はそんなことを考えてる場合じゃなくて。





やっと着いた屋上。


屋上の柵の向こう側、
今にも泣きだしそうな顔をした女の子が居た。


上履きを見る限り、一年生…。




「あの、お名前は!?」



何とかして、気をそらさなきゃ、
なんとしてでもこっちに戻ってきてほしいそんな気持ちから言葉を紡ぐ。


「一年生、だよね?」


ほんの少し声が震えている。


ダメだダメだ、落ち着け、私……























と、その時。