あの人は…。

すごい美人だったけど、
大人っぽかったし。
どちらかというと
西洋家屋な顔立ちだったし。


「違う、よなぁ。」


もしそうなら会いたかったけど…。


「え?なに?
なんか言ったか?

あ、そういやさ。
奈緒がお前に会いたがってたよ。」

「あぁ、奈緒ちゃん。
そういや最近会ってないな。
もう……、小学何年生だっけ」

「んー?今年で3年。」


奈緒ちゃんとはマモルの妹さん。
まぁ、マモルによく似て
軽いというかなんというか…。


妹…。
「あ。」


有り得るかも。