「菊池のお隣の豪邸に住んだお人形みたいにかわいい子。
なぁ!見に行こうぜー!
なぁ、優一!行こうぜー!」
「…いかねぇよ。」
なんでも最近菊池のマンションの隣の巨大な日本家屋に物凄く可愛い子が引っ越してきたらしい。
で、その子がどうやらこの学校の2年生らしく、
ミーハーなマモルはその子を見に行きたくて仕方ないらしい。
「1人で行けばいいだろ。」
「いや、俺が行っても相手してもらえないだろ?
でもほら、ゆーいちが一緒だったら相手してくれるかも。
お前は顔だけはいいからさぁ。」
なんだこれ
褒められてんだか
けなされてんだか…。
「年下、なんだよな…。」
「え?あぁ。
なに?お前年上が好きだったっけ?」
「いや、そういうわけでもないけどさ…。」