五十嵐さんの背中に向けて
頭を下げる。

心外だけど礼儀として。



「ふぅ。」

頭を上げると
五十嵐さんを乗せた車が
走り去っていった。


久しぶりに頭使った気がする。


甘いもの、久しぶりに
食いたいかも。

仕事成功のお祝いで
お土産を買っていこうか。



もちろん、五十嵐さんの
お店ではないところで。