寝室って言うか
和室だから
僕らはいつも
布団で寝てる。


前はカズと1つの
ベッドで寝たことも
あったのに。


偽者との生活には
少なからず、
以前とは違う所があって
僕はそれを見つけるたびに
カズを思い出すんだ。


今日もまたカズの事を
思い出しつつ
別のカズを起こす。


「カズー、起きて!
もう朝ごはんできたよ!」



ほんとに起きて欲しいのは
こいつじゃなくて
カズなのに。