「なぁ、お前これからどうすんだ?」 そう聞かれて僕は困ってしまった。 一応、お金も通帳も持ってきたが 所詮、僕は高校生。 高が知れている。 それに僕の行きたいところは この世に存在しないのだから。 そんな僕へ一樹さんが放った言葉は 意外なものだった。 「良かったら、雄馬の代わりになってくれないか?」