何だかすぐにそいつらの背中に飛び蹴りしたくなった。何でだろう。




「それによ!アイツはそこにいる女よりよっぽど清純だろーが。見てみろ、あの女」


「あ、パンツ……」




金髪の男の子が私を見て呟いた途端、私は自分の数回折っていたスカートを全力で抑えた。



なんなんだ、あいつら。勝手に私を話に巻き込みやがって。



普段よく無表情を決め込んでいる私だが、今回は茶髪と金髪をキッと睨む。




「なんか睨まれてるぞー。悠ちゃんのせいだー」


「は!?お、おれのせいなの!?」