「ギャハハハハ!やっぱアイツ、頭おかしいだろ!ふっ、ククク………あー!腹イテェ!」
「下品だよ、圭(ケイ)……。それに、アイツのどこがいいのかさっぱり」
「ああ?悠(ハルカ)ちゃんはアイツの良いとこがわかんねぇのか?存在自体おもしれぇだろ!」
「ちゃん付けすんなよ!おれ、男!わかんねぇよ!」
ちょうど、三階から二階に降りる階段で下から声がした。
よく見ると、そこには茶髪をイケイケにセットしたうるさそうな男と、
ふわふわした金髪を後ろで小さく結んだうるさくなさそうな男の子が座って何やら話し込んでいた。