そう思い、1階へ降りて、 ママに流星の家に行くことを伝えた。 「そ、わかったわ」 んー、もう制服のままでいいや。 そう思いながら玄関を出て、 右方向へ歩いてゆく。 本当はあたしの窓から飛び越えれば 流星の部屋につくけれど、 流星ママに挨拶したしね、久々だから。 ピンポーン──── 「はーい」 流星ママの甲高い声が聞こえる。