「ばかにすんな」




そう言ってあたしのおでこに

デコピンした流星。




「いったーい!」



あたしより前を歩く流星に叫んだ。



「大げさ、てかお前が悪い」



後ろに振り返ってそう言う流星。

あたしは、走って流星に追いつきながら




「流星がかわいいかったから

 いけないのー!」



そう言った。



「また、デコピンされたいの?」

「ごめんなさい」



そう言ってお互い笑い合った。


こんな何気ない時間がとっても幸せ。